無人飛行試験で上昇するスペースXの宇宙船「スターシップ」。大型ロケット「スーパーヘビー」の上部に据え付けられている=6日、米テキサス州(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】米宇宙企業スペースXは6日、大型宇宙船「スターシップ」とロケット「スーパーヘビー」をテキサス州から打ち上げた。4回目の無人飛行試験。宇宙船は上空200キロを超える宇宙空間まで上昇した後、大気圏に突入。高温で機体の一部が分解しながらも姿勢を制御し、海に降りたとの見方を示した。出発から、目標としたインド洋への帰還まで、全行程の実施に初めて成功したもようだ。  宇宙船を送り出した後のロケットは、メキシコ湾に落ちる前にエンジンを起動し、機体を制御することに成功。回収と再利用に一歩近づいた。  宇宙船とロケットを組み合わせた全長は121メートル。


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