山梨県北杜市の明野処分場で国の指針値を超えた有機フッ素化合物が検出されたことを受け、県は6日、近くの水質調査を開始しました。

水質調査が行われたのは明野処分場に近い北杜市明野町の浅尾地区にある湯沢川の上流と下流です。

調査は5月、処分場内で雨水を集めた水と排水基準に適合するよう処理した後に河川に放流する水から国の指針を上回る有機フッ素化合物が検出されたことを受け実施されました。

検出された有機フッ素化合物はPFOSとPFOAで、人体に対して発がんなどとの関連が報告されていますが、国内で人への健康被害は確認されていません。

調査は湯沢川のほか周辺の民家の井戸など6か所の地下水が対象となります。


結果は1か月ほどでわかる見込みです。

なお、処分場の調整池や敷地内の井戸水は指針値を下回っていたことなどから、県は「敷地の外に影響が及んでいることは考えにくい」としています。

県は今後調査の状況や安全対策などを報告する地元住民向けの説明会も開催する予定です。

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