元日の地震で集団避難が行われた集落にも、少しずつ住民が戻りつつあります。ふるさとでの再建を進める被災者の生活を支援するため、石川県内で建設業を営む若手経営者らが石川県輪島市の南志見地区でがれきなどを片づけるボランティアを行っています。

地震で壊れてしまった大きなタンスを運び出しているのは、県建設業協会に所属する若手経営者たち。

地震で一時孤立集落となり、全住民を対象とした集団避難が行われた輪島市・南志見地区では、4日から県建設業協会がボランティア活動を行っていて、壊れてしまった家具やがれきなどを片づけていました。

石川県建設業協会建設青年委員会・明翫圭祐委員長「工事のほうで能登の復興・復旧というところには関わってはいるんですけども、地域貢献は建設業の使命みたいなものだと思ってますんで、能登の再生に少しでも力になれればという思いでみんな来てます」

現在も野々市市内のみなし仮設住宅に住んでいる松浦時雄さん(69)は、月に一度のペースで名舟町の自宅に戻り、家財道具などの片づけに追われています。

松浦時雄さん「俺もはや力なくなったし、(夫婦)2人でやるには限界あるね。やっぱりボランティア入ってもらわな、まず片づけできないわ。やっとやね。ちょっと一歩進んだって程度やわ」

県建設業協会は、7日までの4日間でのべ67人が南志見地区での活動にあたるということです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。