トヨタ自動車などが国の認証を不正に取得していた問題で、宮城県大衡村のトヨタの子会社の工場では、不正のあった3車種について6日から生産を停止しています。3車種の部品を供給しているメーカーなどは、全国で1000社あまりにのぼるということです。

トヨタ自動車によりますと、大衡村にある子会社の「トヨタ自動車東日本大衡工場」で6日から生産を停止したのは、「カローラフィールダー」「カローラアクシオ」「ヤリスクロス」です。これら3車種は、自動車の生産に必要な型式指定の認証試験で、虚偽のデータを提出するなどしていた7車種に含まれています。大衡工場では、この3車種をあわせて年間およそ4万台を生産しています。

トヨタ自動車東日本大衡工場

3車種の部品を供給しているメーカーなどは全国でおよそ200社、下請けなども含めると1000社あまりにのぼるということで、トヨタでは今後、適切な補償対応などを検討する方針です。

生産の停止は6月28日までで、国土交通省の出荷停止指示が解除されれば再開を検討するということです。大衡工場では、他に「シエンタ」と「ジャパンタクシー」を生産していて、この2車種については、生産を続けるということです。

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