熊本県警が、出入国在留管理局(入管局)の誤った情報を基に、熊本県内に住むベトナム人の男性を誤認逮捕していたことが明らかになりました。

誤認逮捕されたのは、山鹿市に住む解体作業員でベトナム国籍の男性(25)です。

警察によりますと、男性は6月4日、他のベトナム国籍の5人とともに不法残留の疑いで現行犯逮捕されました。

警察は、福岡出入国在留管理局から「ベトナム人6人はいずれも在留期限が過ぎている」との確認を得た後に逮捕したということです。

しかしきのう(5日)、この入管局が警察に「6人のうち1人は、能登半島地震の特例措置で6月末まで在留期限が延長されていた」と報告。

これを受けて警察はきのう、男性を釈放しました。警察が男性に経緯を説明すると、納得した様子だったということです。

警察の担当者はRKKの取材に「6人は任意で聴取したうえで、福岡出入国在留管理局に問い合わせ、『いずれも在留期限が過ぎている』と答えたために逮捕した。他の手段で在留期限を正確に確認することは困難だ」と話しました。

一方、福岡入管局は「事実確認を進めている」と話しています。

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