尾道市の職員が入札情報を業者に漏らしていたとして逮捕された事件で、警察はきのう、この職員を加重収賄の疑いで再逮捕しました。

加重収賄の疑いで再逮捕されたのは、尾道市建設部土木課の専門員・高橋宏和容疑者です。警察によりますと、高橋容疑者は去年、尾道市が発注した道路改良に関わる2つの工事について、土木会社の元社長、大崎一義容疑者に、最低制限価格を算定する基準となる金額などが記載された設計書を渡し大崎容疑者の会社に落札させ、その見返りに合わせて現金6万円を受け取った疑いがもたれています。

尾道市によりますと、この2つの工事はそれぞれ最低制限価格から2千円差と5千円差で落札されたということです。

県警はきのう、大崎容疑者についても、贈賄の疑いで再逮捕しました。警察は、捜査に支障があるとして、2人の認否を明らかにしていません。

この事件を巡っては先月、入札情報を漏洩した疑いで2人を逮捕。広島地検はきのう、官製談合防止法違反などの罪で起訴しました。

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