広島県内産牛乳の消費拡大を図ろうと、酪農家などで作る団体が6日、湯崎知事のもとを訪れ、協力を求めました。

県庁を訪れたのは「広島県牛乳普及協会」のメンバーら10人です。メンバーらはオリジナルの「牛乳そんぐ」と「ダンス」を披露して、湯崎知事に消費拡大への理解と協力を求めました。

酪農家の女性から「私たちの愛(牛乳)を受け取ってください」と牛乳を手渡された湯崎知事は、「おいしい」と飲み干していました。

酪農を取り巻く環境は厳しさを増しています。高齢化や後継者不足、円安によるエサ代の高騰などを背景に県内の酪農家の数はこの15年間でおよそ半分に減っています。

広島県牛乳普及協会 温泉川寛明会長
「これ以上廃業が進むと日本の食卓から牛乳・乳製品が消えるのではないかという強い危機感を持っている。『一枚岩になって国・消費者を動かす』。そんな思いで今日はがんばった」

酪農家らは6月を「牛乳月間」として健康への効果など牛乳のPRを続けていきます。

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