札幌市は、地下鉄車両内で痴漢行為をして、現行犯逮捕された59歳の男性職員を、5日付で懲戒免職にしました。
懲戒免職になったのは、札幌市建設局土木管理測量課認定台帳測量係の59歳の男性技術職員です。
札幌市によりますと、男性職員は、ことし4月18日午前8時すぎ、通勤のために乗っていた地下鉄東豊線の車両の中で、10代女性のからだを触るという痴漢行為をし、北海道迷惑行為防止条例違反の疑いで、現行犯逮捕されました。
その後、警察は、男性職員を釈放し、在宅捜査に切り替えて調べを続けています。
札幌市が行った事情聴取で、男性職員は、反省の態度を見せていて「市民の信用を保持すべき公務員としての自覚を著しく欠いた行動をとり、多くの方に多大な迷惑をかけたことについて深く反省し心からお詫び申し上げます」と話しているということです。
また、男性職員は1年ほど前から同様の痴漢行為を繰り返していたことも認めていて、「最初のうちに逮捕されなかっために、自分の弱さに踏みとどまれず続けてしまった」という趣旨の話もしているということです。
男性職員は、逮捕されてから懲戒免職になる5日まで、出勤はせず有給消化にあてていました。
この懲戒処分を受けて、札幌市の荻田葉一建設局長は「法令を率先して遵守しなければならない職員がこのような不祥事を起こし、市民のみなさまの信頼を損なう事態となったことにつきまして、心より深くお詫び申し上げます。今後とも、職員の服務規律の確保の徹底に取り組み、職員一人ひとりが公私ともに公務員としての自覚をもって行動するよう指導し、市民のみなさまの信頼を回復できるよう努めてまいります。」とコメントしています。
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