繁殖のため仙台市の八木山動物公園で飼育されていたアフリカゾウの「花子」が元々いた秋田市の動物園に帰ることなり5日、移送されました。

推定35歳のメスのアフリカゾウ「花子」です。

6年前に秋田市の大森山動物園から仙台市の八木山動物公園にやってきました。八木山動物公園は、2018年に大森山動物園との間でメスのアフリカゾウを交換し繁殖に取り組みました。

しかし、繁殖には至らず、「花子」は大森山動物園に戻ることになりました。

八木山動物公園 花子を飼育した飼育員 高橋信也さん:
「私たちもお客さんも楽しませてくれて、いなくなるのはちょっと寂しいんですけども、とても大事な存在でした。アフリカゾウ班担当も含めて園内のみんな花子のことをとても大事に育ててきたので、大森山(動物園)に戻っても大事に育てていってほしい」

八木山動物公園 花子を飼育した飼育員 高橋信也さん

5日は、飼育員およそ20人が、輸送用の箱に入れられ、トラックに乗せられた花子を見送りました。飼育員の高橋さんも思わず涙がこぼれました。

花子は、およそ4時間かけて秋田の大森山動物園に到着し、6月中に一般公開されるということです。

また、八木山動物公園には秋田からメスのアフリカゾウ「リリー」が戻ってきていて、6月9日から公開される予定です。

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