2022年、SNSで仙台市内の飲食店が不衛生であるかのように投稿し、業務を妨害した罪に問われている男の裁判で5日、追起訴された飲食店の店長に対する侮辱と名誉毀損の罪についての審理が仙台地方裁判所で行われ、男は起訴内容を認めました。

侮辱と名誉毀損の罪に問われているのは、住所不定・無職の圓谷晴臣被告(25)です。起訴状によりますと圓谷被告は2022年7月、従業員として働いていた仙台市太白区の大阪王将「仙台中田店」の店長に対しSNS上に「クソゴミ」などと投稿して侮辱したほかYouTubeで「店長は料理が下手」「腐った豆腐を使っている」などと発言し、店長の名誉を傷つけたとされています。

5日、仙台地方裁判所で開かれた公判で圓谷被告は「全て間違いありません」と起訴内容を認めました。冒頭陳述で検察側は「被告は店長に勤務態度を注意されたことで怒り退職を機に侮辱しようと決意していた」なとど指摘しました。

圓谷被告は、SNSで大阪王将「仙台中田店」には「ナメクジが大量にいる」などと投稿してこの店を衛生管理のため休業させ業務を妨害した罪にも問われていて4月の初公判では「何らかの形で業務を妨害したことは認める」としたものの、「うその発言をしたことは認めない」と、起訴内容を一部否認していました。

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