日本海にある大和堆周辺海域で日本漁船によるイカ釣り漁が始まるのを前に、海上保安庁と水産庁が巡視船などを使った合同訓練を行いました。

第9管区海上保安本部によりますと、訓練は4日に行われ、海上保安庁の巡視船「さがみ」と「のと」や水産庁の漁業取締船「白嶺丸」などが参加しました。
訓練は違法操業を行う外国漁船が大和堆周辺に接近するのを防ぐため毎年実施されていて、4日は違法操業を行う外国漁船への対応を想定し、船への退去警告や放水措置の訓練を行ったということです。

合同訓練の様子(提供:第9管区海上保安本部)

2023年度は大和堆周辺水域で違法操業していた北朝鮮漁船1隻と中国漁船13隻に対し、EEZ(=排他的経済水域)外への退去警告を出したということで、第9管区海上保安本部は「水産庁とより緊密な連携を図り、違法操業の外国漁船に対して厳正に対処していきたい」としています。

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