脱炭素化に向け、飲食店から出る食品廃棄物をまとめて収集し、バイオ燃料として活用するモデル事業が仙台市で始まりました。

5日から始まったのは「定禅寺通等食品リサイクル推進モデル事業」です。定禅寺通エリア周辺の飲食店から出される食品廃棄物を収集しバイオガスにリサイクルをして発電や肥料に活用します。

5日朝、事業に参加する定禅寺通周辺の53の飲食店から収集された食品廃棄物およそ470キロは宮城野区蒲生の食品リサイクルバイオガス発電施設に運ばれました。

廃棄物はおよそ20日かけて発酵され、発生したバイオガスを利用して発電が行われるほか、リサイクルの過程で出る発酵残渣は肥料として利用されるということです。

仙台市事業ごみ減量課 大須賀淳課長:
「現在集められている食品廃棄物は、ほとんどが焼却に回されている。このような取り組みを通じてリサイクルをして、発電または肥料というものに利用していく」

この事業は来年3月末まで行われ、仙台市は参加店舗を増やしていきたいとしています。

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