富山県の高岡市と射水市を結ぶ、路面電車万葉線の2023年度決算が発表され、フリー切符と定期利用が好調で昨年に続き黒字決算となりました。

万葉線の2023年度の決算は、輸送人員が107万0665人と前の年度よりも6万8665人増加。営業収益は、観光客などのフリー切符や通勤・通学の定期利用が好調で、6.5パーセント増の1億9418万4000円となりました。

営業費用は物価・資材費の高騰で動力費や修繕費などが増加し営業利益は、前年度比549万8000円減の2億782万4000円のマイナスとなりました。

営業外利益を加えた経常利益は前年度比2205万4000円増の1億7808万7000円のマイナスとなり、国・県・市からの補助金に加え、県及び高岡市・射水市から動力費や修繕費の支援があって、最終的な当期純利益は33万3000円で、2年連続の黒字となりました。

万葉線は、JR西日本が発行する訪日外国人向けのフリー切符に参加しているほか、さらなる利便性向上に向け、近くIC乗車券を導入する予定で、今年度は111万人以上の利用を見込んでいます。

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