オンラインゲームのアカウントを売買できるサイトに他人のIDなどでログインして勝手に取引し、利益を得たとして、警視庁サイバー犯罪対策課は4日、不正アクセス禁止法違反と電子計算機使用詐欺の疑いで、浜松市の会社員の少年(17)を逮捕したと発表した。逮捕は3日付。

◆偽サイトでゲームアカウント売買サイトのID情報を盗んだか

 同課によると、少年はオンラインゲームのアカウント売買サイトに、自身が保有するアカウントを出品。購入を希望した買い手を自作の偽サイトに誘導してウイルスに感染させ、IDとパスワードを盗み出した。その後、買い手に成り済まして売買サイトにログインし、勝手に取引を決済し、購入代金をだまし取っていた。  調べに「お金が欲しかった。この手口で100回以上やり、400万円くらいもうけた」と容疑を認めている。手口はネット上の情報などから独自に考案し、収益は暗号資産などに換えてオンラインカジノなどで使っていたという。  逮捕容疑では、静岡県立高2年生だった昨年12月、ゲームアカウント売買サイトに男子中学生(14)から盗み取ったIDとパスワードで不正にログイン。同サイトに自分で架空に出品していたアカウントを、中学生に成り済まして購入する手続きをし、約9000円をだまし取ったとされる。 

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