災害や事故などで救助活動に当たる新潟県の防災ヘリコプターについて、エンジンの不具合によりおよそ半年の間、出動できない状態となっていることがわかりました。

県の消防防災ヘリコプター「はくちょう」は、水難事故や山岳遭難が起きた場合の救助活動や地震発生時の状況確認などに使われていて、多い年には年間100件以上運航しています。

消防防災ヘリ「はくちょう」

県によりますと、この「はくちょう」はエンジンの不具合により2023年10月からおよそ半年の間、出動できない状態が続いているということです。
定期点検のため、毎年10月からの2か月ほどは運航を休止する期間に入ることになっていますが、2023年度は機体のトラブルや点検が重なった影響で、運航期間は実質3か月程度に留まったということです。

長岡市では4月8日、林野火災が発生し上空からの放水が行われましたが、このときは他県のヘリコプターが出動し消火活動に当たりました。「はくちょう」の運航再開には、数カ月ほどかかる見通しだということです。県の危機対策課は「他県や県警などと連携して対応しているため、防災体制に問題はない」としています。

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