6月4日が宮崎の伝統野菜「佐土原ナス」の記念日に制定されました。

江戸時代から佐土原藩を中心に栽培されてきた「佐土原ナス」。
一度生産が途絶えましたが、2000年に県総合農業試験場で4粒の種から蘇った歴史があり、旬の6月と、4粒をかけて6月4日が「佐土原ナスの日」に新たに制定されました。

宮崎市中央卸売市場では、4日、野菜ソムリエも招いて、家庭で簡単にできる調理法で味付けした佐土原ナスを関係者たちが試食しました。

(三浦功将記者)
「すごく上品な甘さが口いっぱいに広がります。果肉もやわらかくてとろっとした食感です」

4日はおよそ600キロの佐土原ナスが競りにかけられ、最も高いもので1本300円の高値がつきました。

佐土原ナスは年々、品質が向上していて、今年も色や形が良いナスができているということです。

(宮崎市佐土原ナス研究会 長谷川秀行さん)
「(今年は)色も出てきていますし、見た目もいいし、外見よりも味の方もどんどん良くなってきているので、おいしくてヘルシーで健康にもいいので、たくさん食べてほしいと思う」

佐土原ナスは、9月までが出荷のピークで例年並みとなるおよそ100トンの出荷を見込んでいます。

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