東京・千代田区の靖国神社の石柱にスプレーで落書きがされた事件で、落書きしたという中国籍の男がJNNのインタビューに応じ、福島第一原発処理水の海への放出をきっかけに計画したと主張しました。

今月1日朝、千代田区の靖国神社で、石柱に赤いスプレーで「トイレ」と英語で落書きされているのが見つかった事件。

つい先ほど、落書きをしたという中国籍の男が中国でJNNのインタビューに応じました。

落書きしたという中国籍の男
「個人と故郷の利益と権利を侵害されたのでやった。あなたたちが初めて『核汚水』を排出したのを見たときに計画した。中国国内で一部の国民が心から『愛国』や『核汚水反対』と言っていない。それが好きではないので計画を前倒して実行した」

福島第一原発処理水の海への放出について持論を展開する男。落書きの動機を「日本政府への抗議」と主張しました。

落書きしたという中国籍の男
「これは私個人の行為だ。あなたたちは東京電力や日本政府に反対するべきで、深刻に反省すべきだ。これが私が日本国民に言いたいことだ。自首するわけがない。何の罪で自首する必要があるんだ」

捜査関係者によりますと、落書きをしたとされる男は、わずかおよそ5時間後に上海に向けて出国していたといいます。

動画を撮影した人物も一緒に出国していて、警視庁公安部は計画的な犯行とみて調べを進めています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。