新潟市秋葉区の「新潟県立植物園」で国内最大級を誇るドームでは、550種類の熱帯植物が育てられていますが、そこは徹底した温度調節が必要です。

外の空気を入れることで温度調節も可能ですが、時には“ガス”をたくさん使いながら室内の温度管理をする必要があるそうです。

【新潟県立植物園 斎藤亜希子総務課長】
「こちらが植物園のガスの蒸気ボイラーになります。こちらでお湯を沸かして熱源として送っております」
「一番多い時で1か月700万くらいだったかな…先々シーズンぐらいが一番高くて」

例年最もガスを使うという1月で比べると、2023年はガス代に1か月でおよそ664万円かかっていましたが、国の負担軽減策「電気・ガス価格激変緩和対策事業」の補助があった2024年はおよそ398万円と、270万円ほど抑えられていました。

しかし、この国の補助金がいったん終了することよって、6月分から電気代やガス代の値上げが懸念されます。

「非常に苦しい状況ですね。どうしても電気・ガスを使わないわけにはいかないので…。工夫できれば一番いいんですけど、植物に関しては人間以上にデリケートなところがありますので、なかなか削れない部分も大きい」

新潟県立植物園では少しでも支出を抑えようと、ガス代が高くなる2025年1月には、期間限定で開館時間を1時間短くするなどの対応をとる方針です。

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