70代の女性から現金840万円をだまし取ったとして、神奈川県に住む23歳の男が詐欺の疑いで逮捕されました。男はトラブル名目で解決金を要求する詐欺の「受け子」として詐欺未遂で逮捕され、ほぼ同じ手口で現金をだまし取った詐欺の容疑が発覚したものです。

詐欺未遂の現行犯と詐欺の疑いで逮捕されたのは、神奈川県川崎市に住む自称・サービス業、小山新太郎容疑者(23)です。

富山中央警察署によりますと、ことし4月23日、富山市内に住む70代の女性の自宅に、ある企業の社員を名乗る人物から電話があり、トラブルの解決を名目に1230万円が必要、交渉成立したあとに全額が返金されると言ってきました。

翌日の4月24日「ナカオカ」になりすました小山容疑者が女性宅を訪れ現金をだまし取ろうとしたところで、張り込んでいた警察官に詐欺未遂の現行犯で逮捕されました。

70代女性が家族に相談していたことから、警察に通報、だまされたふりをして警察官がナカオカになりすました小山容疑者を待ち構えていました。

その後の調べで、小山容疑者は、逮捕される以前の4月5日から12日までの間、財務局職員のトラブル解決の名目で840万円を要求する詐欺の現金の「受け子」として、70代女性から840万円をだまし取っていたことが発覚、詐欺の容疑で5月15日に逮捕されました。

警察の調べに対し、小山容疑者は認否も含め黙秘しているということです。警察は同じグループの犯行とみているほか、余罪があるとみて詳しく調べています。

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