新紙幣が7月3日から発行されるのを前に、新たに紙幣に採用された2人の偉人のゆかりの地である青森県十和田市は「新紙幣のまち」を掲げて、まちのPRを図っています。

十和田市では、新紙幣の発行まで30日となった3日、市役所の庁舎に記念のラッピングが披露されました。

新1万円札の新たな顔となる渋沢栄一は、近代日本経済の父と呼ばれる実業家で、現在の十和田市にあたる三本木原で1890年に開拓を進める会社の経営難を救いました。

また、近代日本医学の父と称された北里柴三郎は新千円札に採用されましたが、1947年に破傷風の免疫血清を製造するたの研究所の支所を市内に開設しました。

十和田市 小山田久市長
「子どもたちにも偉大な先人の功績を伝えて、できればそういう偉人の思いを子どもたちが受け継いで、開拓といいますか、そういう立派な人間になってもらえれば」

市役所には、垂れ幕も抑揚され新紙幣の発行の機運を盛り上げています。
市は今後も記念事業を行ない、「新紙幣のまち」としてPRに努めるとしています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。