エアコンの使用が増える時期を目前に控え、6月、電気料金が再び値上され、過去最高水準になります。物価高の中での値上げに、青森県民からは悲鳴が聞こえています。

青森市民(40代)
「全部、他のものも値上げして、それが一度にくるので、厳しいっていうか、キツいです…」

東北電力によりますと、6月に使用した分で、7月に請求される電気料金は平均的なモデル世帯で前の月より419円値上がりし8855円となります。

燃料費などの変動を料金に反映させる制度が導入された1996年以降で、最も高くなるということです。

国が物価高騰対策として行っていた補助金が終了するためで、値上は3か月連続です。

梅雨の時期や、夏に向け特にエアコンの稼働が見込まれる矢先の値上げ。実質賃金が24か月連続マイナスとなるなど、物価高にあえぐ家計へのさらなる重しに県民からは悲鳴にも似た声が聞かれます。

青森市民(40代)
「給料も上がらない状態で、生活費で必ずかかるものが増えるのはちょっと大変だなと思います。こまめに消すと、電気代がかかるってよく言われていたので、エアコンは(温度を)高めにして、つけっぱなしにしています」

青森市民(40代)
「深夜とか、使っていないときはコンセントを抜くとか、こまめにやっています」

青森市民(60代)
「これから夏になるし上がれば負担になるのかなって。電化製品が古いものなので、新しいものに変えたいけど、それもこれもあれも出費で…。大変です」

東北電力は、不透明な原油価格の動向が今後も続くと見ていて、7月以降の電気料金の予測は見通せないとしています。

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