雨の日が多くなると困るのが洗濯。部屋干ししていると、生乾きのイヤ~な臭いに悩まされる人も多いと思います。
そんな臭いを防ぐ、今こそ知りたい「洗濯術」を洗濯のプロに聞きました。

洗濯のプロが伝授 梅雨の“生乾き臭”撃退法

南波雅俊キャスター:
“洗濯の達人”「洗濯ブラザーズ」の次男・茂木康之さんに話を伺いました。

生乾き臭を防ぐポイントは、「洗濯後、5時間以内に乾かしきる」ということだそうで、これには科学的な裏付けもあります。

2011年、愛知学院大学の河村好章教授は、生乾き臭の原因は「モラクセラ菌」であると突き止めました。

「モラクセラ菌」というのは、人間の汗や皮脂をエサとし、そのエサを食べた上でフンをするんですが、このフンの臭いが原因ということです。

通常の洗濯では死滅せず、脱水後、5時間経つと爆発的に増加し、これが生乾き臭に繋がるということです。

ホラン千秋キャスター:
洗濯機の中に入れておいて忘れると、大変なことになるってことですね。

井上貴博キャスター:
裏を返すと、5時間まではいけるんですか?

南波キャスター:
増えてはいきますが、5時間を境に爆発的に増えるということです。

部屋干しに最適な場所は?

南波キャスター:
茂木さんに部屋干しのベストな場所を伺うと、「浴室」が良いそうで、特に「狭い部屋」が良いそうで、効率的に湿度を下げられるということです。

浴室干しのポイントは、▼換気扇ON▼浴槽のお湯は抜く▼室内の水滴を拭き取る▼浴室の扉を“ちょい開け”することです。“ちょい開け”をすると、換気扇の力も使えた上で、空気の通りが良くなるので“ちょい開け”がおすすめだそうです。

ホランキャスター:
浴室乾燥機がなくても、換気扇だけあればいいんですか?

南波キャスター:
そうなんです。浴室乾燥機や乾燥の機能があるご自宅の場合は、当然、乾燥をした方がより良いということです。

仮に、リビングで干すなら「窓際」はNG、風通しの良い場所に干してください。「窓際」は結構、湿気が溜まりやすいので良くないんです。

エアコンの「ドライ機能」も効果はあるんですが、乾かしきるほどではありません。扇風機やサーキュレーターを下から当てるのは良いそうです。

干し方のコツをご紹介します。

薄手の洗濯物と厚手の洗濯物をそれぞれまとめて干していることがあるかと思いますが、そうではなく、薄手の洗濯物と厚手の洗濯物を1個ずつ交互にして、こぶし1個分ぐらい空けて干すと、空気の通りが良くなって乾かしやすくなるそうです。

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