米津龍一気象予報士:
あすのお天気、ポイントはこちら。
まだまだ変わりやすい天気があすも続きそうです。
ではそもそもなぜきょうは変わりやすい天気となったのかを説明します。
まず、上空5500m付近で-15℃以下の寒気が流れ込んできました。
この上空の寒気と地上の気温差が大きければ大きいほど不安定な天気となります。
その目安が40℃でして、きょうの甲府の最高気温が25.4℃まで上がりましたので、この差は40.4℃ということで、不安定な天気となりました。
ですから午前中は晴れ間が出たんですけどもだんだん分厚い雲が湧いてきてこれで雷雨となったところもあったんです。
あすはどうなるかというと、甲府の予想最高気温が26℃です。上空の寒気との差が41℃。
ですからあすも気温差が大きい状況ですので、午後は天気急変のおそれがあるということです。
実際どのあたりが天気急変の可能性があるかを発雷確率で見ていきます。
あすの午後3時から午後6時、丁度この赤色の部分、中北さらに峡東のあたりが、急変の可能性が高いと予想しています。
夜になると、その範囲は狭くはなるんですが、まだ中北、北杜市の標高の高いところを中心に変わりやすい天気が続きますから、急な強い雨や落雷・突風・ひょうにもお気をつけください。
今後の天気がどうなるのか今週の天気トピックスを見ていきます。
あすは変わりやすい天気となりますが、あさって水曜日は24節気の一つの「芒種」。稲や麦などの種をまく頃と言われていますが、午前中ほど晴れの天気です。
6日から8日にかけては雲が多く蒸し暑くなり、9日の日曜日はスッキリしない空模様。
7日の金曜日が関東甲信の梅雨入りの平年日となるんですけども、今週の梅雨入りの可能性は低く、おそらく来週になると予想しています。
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