鹿児島市のサッカースタジアムについて、塩田知事は鹿児島市と連携して整備に取り組む姿勢を示していますが、3日の県議会で、整備費用を県が負担するかについては明言を避けました。

サッカースタジアムの整備を巡っては、県と市は2019年、当時の三反園知事と森市長が「実現に向けてオール鹿児島で取り組む」と合意し、塩田知事も候補地の選定と整備に向けて、市と連携する姿勢を示しています。

こうした中、塩田知事は3日の県議会で、スタジアムの整備にかかる費用について、県が負担するかどうかは明言を避けました。

(塩田知事)「スタジアム整備の費用負担の在り方については、整備場所が選定された後、鹿児島市からスタジアムの機能、規模など具体的な仕様や事業費などが示されてからの議論になる」

また、新たな候補地を選定する時期についても、「時間軸を考慮しながら検討したい」と述べるにとどまりました。

このほか県議会では、県が本港区のドルフィンポート跡地などで計画していた民間活力を生かした観光拠点づくりについて、県は3日、事業者の公募を取りやめると明らかにしました。

公募は当初、2020年3月に始まる予定でしたが、新型コロナの影響で延期されていました。ドルフィンポート跡地に県の総合体育館の整備も計画される中、県は今後、民間の活力をどう生かすかについて、「具体的な方針は決まっていない」としています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。