今年4月、宮城県内の小中学校の給食で出された牛乳を飲み、一部の児童と生徒が体調不良を訴えた問題で、名取市内の小中学校では、3日から牛乳の提供が再開されました。

名取市立相互台小学校でも全校児童413人のうち、アレルギーなどの理由で牛乳が飲めない児童16人を除き提供が再開されました。児童たちは、およそ1か月ぶりとなる給食の牛乳を笑顔で味わっていました。

6年生の児童:
「やっぱり久しぶりの牛乳最高です。(給食は)温かいものばかりだから冷たいものが欲しい」
「普通のお茶だと、いつも家で食べるごはんと変わらない。給食といえば牛乳なので。(Q 改めて味は?)美味しいです」

また、給食の30分前には、校長ら3人が牛乳を飲んで風味などを確かめました。各学校では当面の間、3人態勢での確認を続けるということです。

名取市立相互台小学校 大沼あゆみ校長:
「まずは再開できてよかったなと思います。食育の面からも牛乳が子どもたちの成長にとって望ましいものであるということを声掛けしていきたい」

この問題は4月25日に東北森永乳業の牛乳を飲んだ一部の児童と生徒が体調不良を訴えたものですが、その後の検査で、食中毒の菌などは見つかっておらず原因はわからないままです。

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