4月に富士スバルラインで起きた土砂崩落を受け、山梨県富士吉田市の堀内茂市長は改めて県が進める富士山登山鉄道構想を非難しました。

富士吉田市 堀内茂市長 16日の会見

富士吉田市 堀内茂市長:
「この自然の脅威を見たかという言葉を言いたいですね」

富士吉田市の堀内茂市長は16日の会見で富士スバルラインでの土砂崩落について触れ、改めて富士山登山鉄道構想を非難しました。

県の構想は富士スバルライン上にLRT、次世代型の路面電車を整備して通年観光を目指しています。

土砂崩落が起きた富士スバルライン 写真提供 山梨県 

こうした中、富士スバルラインでは4月9日に大規模な土砂崩落が起きて通行止めとなっていて、県がゴールデンウィークまでを目標に土砂を撤去していますが、復旧の見通しは立っていません。

堀内茂市長:
「(冬季の列車走行は)富士山の現実を知らない人が雲の上で描いた、絵に描いた餅だと。(関係者は)自分の目で見て確認をしていただきたい」

また、堀内市長は県の富士山登山鉄道構想に反対する市民の有志による団体について、4月26日に設立の記者会見を行う予定であることを明らかにしました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。