1日、北海道名寄市で、乗用車が道路に飛び出したクマと衝突するなど、クマの出没が相次ぎました。
 
 クマとの衝突事故があったのは、名寄市日彰の国道239号線です。
 1日午後8時前、名寄市から下川町方向に向かっていた乗用車が、進行方向の右側から出て来たクマ3頭のクマのうち、1頭と衝突しました。
 運転していた男性にけがなく、乗用車の破損もわずかで、クマはすぐにその場から立ち去りました。
 警察によりますと、衝突したクマの体長は2メートルほどあったということです。

農作物に被害なし 提供:北海道警察

 一方、名寄市日進の住宅わきの畑では、1日午後5時ごろ、クマの足跡が見つかりました。
 足跡は横幅約20センチで、複数ありました。
 警察によりますと、この畑の所有者が前日午後4時ごろに確認したときには、足跡はなかったということです。
 また、この畑の農作物に被害は確認されていません。

 さらに足跡が見つかった畑から500メートルほど離れた食肉加工場でも、先月30日から31日かけて、敷地内にクマの足跡が見つかりました。
 この工場では、屋外に干してあった牛の皮10枚ほどが荒らされる被害にあっていて、クマによるものとみられています。
 警察は、足跡などから畑に出没したクマと工場に出没したクマは同じクマの可能性もあるとみて、近くの住民に注意を呼び掛けるとともに、名寄市やハンターとともにパトロールにあたっています。

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