北九州市に住む68歳の会社員の男性から現金300万円をだまし取ろうとしたとして受け子とみられる22歳の男が受け取り先の東京都内で現行犯逮捕されました。

先月22日から複数回にわたって北九州市八幡西区に住む68歳の会社員の男性に「携帯電話が悪用されており、このままだと逮捕される」「裁判保険に加入すれば、弁護士費用300万円で弁護士が真犯人を調査してくれる」「犯人が逮捕されれば300万円は戻ってくる」などと電話がありました。

男性が先月28日に弁護士費用として宅配便で送付した現金300万円は、2日後に東京都内の届け先に到着。

届け先の外で配達員に声をかけてきた男が住所を確認できる身分証明書を持っていなかったため配達員が一旦持ち帰り、送り主と警察に「詐欺の被害に遭っているかもしれない」と連絡したということです。

連絡を受けた警察が、今月1日、再配達先の東京都足立区で張り込み捜査を行い、宅配便を受け取ろうとした男を詐欺未遂の疑いで現行犯逮捕しました。

逮捕された男は、茨城県つくば市に住む塗装業(住所・職業とも自称)・中野拳龍容疑者(22)で取り調べに対し、「荷物の受け取りのアルバイトとして指示された通りに動いただけで荷物の中身は知りませんでした」と容疑を否認しています。

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