福井県あわら市の福井工業大学あわらキャンパスで1日、月の周回軌道までの通信が可能な国内最大級のパラボラアンテナが完成し関係者にお披露目されました。
福井工業大学あわらキャンパスの宇宙センターは、企業や大学などの研究機関が打ち上げる人工衛星からのデータ受信が可能な衛星地上局です。1日にお披露目されたパラボラアンテナは、直径が13．5メートルあり大学や民間のものでは国内最大級の規模です。
気象衛星など地球の周りをまわる衛星だけでなく、約38万キロ離れた月の周回軌道に投入された探査機のコントロールや画像などのデータを双方向で通信することが可能です。パラボラアンテナは来年度の運用開始が予定されていて、JAXAの小惑星探査機DESTINY＋の支援などに使われる予定です。
また1日は、宇宙飛行士の毛利衛さんによる特別講演が行われ、貴重な日本人宇宙飛行士の話に訪れた人たちは興味深そうに聞き入っていました。
学生は…
「自分はいつも基地局、地上から側を考えているから宇宙ステーションにいる方からの考えが聞けたからよかったです」
「毛利さんがこれからは火星の時代とおっしゃっていたので火星についてももっと興味を持っていきたいと感じました」
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