やりとりしていたのは自称「ドナルド」を名乗る男ー。SNS上で相手に親近感や恋愛感情を抱かせ金銭などをだまし取る「ロマンス詐欺」の手口で、富山県射水市に住む20代の女性が約70万円の被害に遭いました。

警察によりますと、3月5日、女性のもとに、自身のSNSアカウントのフォロワーだった自称アメリカ人の「ドナルド」と名乗る男からメッセージが届きました。その後、LINEで頻繁にやり取りを重ねるうちに、女性は“ドナルド“に親近感を抱くようになったといいます。

すると“ドナルド”から女性に対して、病室のベットで寝ている子どもの写真とともに、こんなメッセージが…。

「娘が入院して緊急に治療が必要になった」「1000ドル貸してほしい。2倍にして返す」

それを読んだ女性は、お金が必要になったのだと信用し、指定された口座に日本円換算で15万5000円を振り込みました。

さらに“ドナルド”から「娘が重病だと言われた」などとメッセージが届き、6日、女性は50万円を振り込みました。

その後もお金を要求されたため不審に思い、知人に相談したところで「詐欺だ」と気付き、警察に届け出たということです。

警察は、SNSやマッチングアプリ等を通じて知り合った者から、金銭を要求されて現金を振り込ませるのは詐欺の手口だとして、SNS等だけでやり取りしている顔が見えない相手の話を安易に信じないよう、注意を呼びかけています。

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