被害総額は、早くも去年1年間を上回り、10億円を超えています…北海道警察は1日、相次ぐ“投資型”などの詐欺被害防止に向け、釧路市で注意を呼びかけました。

 釧路市のショッピングモールで、詐欺の手口などが書かれたチラシやティッシュなどを配る警察官やボランティアの人たち。

最近は投資型やロマンス型の被害が多発(道警提供)

 SNSを悪用、有名人に成りすまし、投資をすすめるLINEグループに招待する“投資型”、さらに、異性に対する恋心や親切心に付け込む“ロマンス型”の詐欺被害が北海道でも相次いでいます。

4月末までに58件、被害総額10億円超で、去年1年間を上回る

 今年は4月末の段階で、すでに58件発生、被害総額が10億円を超えていて、早くも去年1年間(55件、約7億3000万円)を上回る非常事態です。

5月以降も、札幌市の女性が約1億円だまし取られる事件発生

 さらに、その後も被害は続き、5月1日から24日にかけ、フェイスブックの投資広告をクリックした札幌市西区の40代の女性がLINEグループに招待され、有名投資家を名乗る人物から「暗号資産は黄金期だ」「リスクが少ない上に勢いがある」などのメッセージで、約1億円をだまし取られました。

少しでも不審、不安な点があれば、迷わず「#9110」へ

 警察は、SNSなどで少しでも不審、不安な投資話があれば、迷わず警察相談専用電話「#9110(シャープ、きゅういちいちまる)」を利用するよう呼びかけています。

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