札幌市内の3つの保育園が突然の休園です。
31日で休園するのは、中和興産が運営する札幌の認可保育園「ちゅうわ清田保育園」と「ちゅうわ南郷保育園」、認可外保育園の「ふしみの森めぐみ保育園」です。
関係者によりますと、3つの保育園は、給料の未払いや人員不足などで職員と経営者が対立したため、休園することになったということです。
この保育園の元保育士は、これまでのHBCの取材で人員不足の実態を訴えていました。
休園する保育園の元保育士(3月)
「(3月時点で)正社員が0人で、無資格の人を入れながら回してる状況だと思います」
(保育園の保育士の人数規定は満たしている状況?)
「もともと私がいたときから満たしてなかった。さらに満たしてない状況だと思います。0~5歳児を1つの部屋で見るとなると、やっぱり年齢差があるので、まだ歩けない子と5歳児が一緒に遊ぶっていうのは難しいけど、そうするしかない」
中和興産をめぐっては、経営する別の認可保育園が人員の基準を満たさず、札幌市から10か月の事業停止命令を受けているほか、助成金の過大請求の疑いも持たれていて、札幌市などが調査を続けています。
休園する2つの認可保育園だけで、40人近い園児が在籍していて、札幌市は転園に向けて、調整を行うとしています。新たな預け先を早く見つけて欲しいです。
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