国際線回復の追い風となるのでしょうか。中部空港とヨーロッパを結ぶ便が、4年ぶりに再開されました。

31日中部空港に現れたのは、フィンランドの人気キャラクター「ムーミン」。

中部空港とフィンランドの首都ヘルシンキを結ぶフィンランド航空の路線が、4年ぶりに運航を再開したことを記念し、31日式典が開かれました。

中部空港とヨーロッパを結ぶ路線は、コロナ禍で運航を停止していて、再開は初めて。ヘルシンキ便は、コロナ禍前の2019年度には週5便で運航していましたが、今回は週2便での再開となりました。

フィンランド航空は、ビジネスクラスでリクライニングなしで体を横にすることができる構造を採用するなど、座席をリニューアル。

ロシアによるウクライナ侵攻の影響でロシア上空を避けた迂回ルートで運航するため、ヘルシンキまでの所要時間は以前より約4時間増えた13時間ほどですが、中部空港はヨーロッパと結ぶ窓口になればと期待を寄せています。

(中部空港 犬塚力社長)
「インバウンドに選ばれる地域になるべきだと思っている。これを機会に欧州の皆さまにも愛知の素晴らしさを知っていただく」

(中部経済連合会 柘植康英副会長)
「ビジネス需要の強い欧州便の運航が再開されたことは、セントレアや中部圏にとって、航空ネットワーク拡充につながる『大きな一歩』であり、大変喜ばしいことと受け止めている。中経連としては引き続き、国内外の方々に対し中部圏が誇る歴史や文化、伝統工芸などの魅力をお届けし、官民一体となって、セントレアの利用促進に向けた活動に注力していく」

中部空港を飛び立つ最初の便は、5月31日午後10時50分に出発予定で、およそ200人が搭乗する予定だということです。

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