あす1日から6月です。連日値上げのニュースをお伝えしていますが、来月も歯止めがかかりません。おなじみの人気菓子が軒並み値上がりするほか、オレンジジュースも、ピンチです。

帝国データバンクによりますと、円安や原材料高騰などの影響で、6月は、614品目の飲食料品が値上げします。

カルビーは、ポテトチップスやじゃがりこ、かっぱえびせんなど68品目を、明治は、アポロなどのチョコレート類を中心に54品目を、それぞれ最大10%値上げします。ハウス食品は、とんがりコーンなどのスナック製品を、10%から20%値上げします。

鹿児島市のこちらのスーパーでも、菓子類を中心に、170品目の値上げを予定しています。

(客)
「じゃがりこが好き」

Q.じゃがりこ値上がりしますよ
「安いところを探して買う」

「ポテトチップスもっと食べたい」「がんばります」

(記者)「これから暑くなる時期に欠かせないアイスやジュースにも、値上げの波」

グリコは、パピコやアイスの実などアイスクリーム類65品目を最大10%値上げ。また、果汁飲料を、キリンビバレッジは最大9%、森永乳業はおよそ8%、それぞれ一部値上げします。

中でも、ブラジルなどからの輸入に頼っているオレンジ果汁は、天候不順による不作や、円安の影響で、確保が難しくなっています。

森永乳業は、200ミリリットルの100%オレンジジュースについて、原料が無くなり次第6月中にも販売を休止するとしています。ヤクルトはすでに先月から休止しています。

(Aコープキラメキテラス店 堀之内和喜店長)「今から夏休みや暑くなる時期で、行楽のお菓子やアイスが売れる時期に、値上げは非常に苦渋。少しでも早く価格が安定してほしい」

帝国データバンクによりますと、今後、輸入レーズンを使った「パン」や、ワイン・ウイスキーなど、円安による値上げの割合がさらに高まると予想されています。

あす1日からさらに生活に追い打ちをかけるのが、電気料金の引き上げです。

一般家庭の電気料金の目安を示したグラフです。去年の同じ時期は5251円でしたが来月は7551円と、4割以上高くなる見通しです。

国が物価高などに対応するために出していた補助金が、来月廃止されることなどが要因です。

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