暖冬などの影響で野菜の値上がりが続く中、「激安」を売りにする八百屋さんが名古屋にオープンしました。「激安」の秘密とは!

(記者)
「名古屋では初めての店舗となるこちらの『ベジブル』。オープン初日のきょう、長蛇の列ができています」

名古屋市北区にオープンした「ベジブル」。

4年前に愛知県みよし市で開業した八百屋さんで、今回、名古屋初出店です。行列の理由は…?

(30代夫婦)
「やっぱり安いところ」「きょうイチゴが100円で安かった」

(30代)
「これだけ買って1200円」

311日は開店セールということもあり、レタスは1玉40円、タマネギは3個で50円、バナナはなんとタダ!

なぜ、こんなに安くできるのでしょうか。

(ベジブル 堀内 塁 社長)
「商品は訳あり品が多くて。普通に売るには難しい商品を買い取って(販売している)」

並んでいる野菜をよく見ると…タマネギからは芽が生えていて、ニンジンの表面には傷が。

これらの野菜は市場や農家さんが廃棄する予定だったもの。

「ベジブル」が格安で買い取り、痛んでいる部分を切り落とすなどの処理を行って店頭に並べていて、値札には傷や痛みなど「安さの理由」が書かれています。

(30代)
「ホウレンソウもしおれていると書かれていたがそんなことない」
「スーパーだと値段を見て買う買わないを決めるが、ここだと安くて大量に買ってしまう」

31日の開店セールで無料で配ったバナナは熟成が進みすぎたもの。
柔らかすぎて生で食べるには適していませんが、ジュースにするなどの加工をすればおいしくいただけると言います。

このように翌日に持ち越せない商品は、今後も無料で配ることもあるということです。

(ベジブル 堀内 塁 社長)
「その日なら食べられるものなのでもったいない」
「品ぞろえはそんなに良くないが、値段はすごく安いので、利用してもらって家計の助けになれれば」

財布にも環境にも優しい八百屋さん。今後、名古屋市内など都市部の店舗を増やしていく方針です。

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