2023年に駒ケ根市の保育園で不適切な保育があったと保護者から指摘があった問題で、市の教育委員会が31日、「不適切保育と疑われる事案があった」とする調査結果を明らかにしました。

この問題は2023年11月、駒ケ根市の赤穂保育園で、担任の保育士が、昼寝をしない園児におやつをあげない、嘔吐した園児を汚いと言って放置したなどの不適切な保育をしていると保護者から市教委に報告があったものです。

この日は、市の顧問弁護士が、保護者や保育士などを対象にした調査結果を公表し、不適切保育と疑われる事案が認められたとしました。

長谷川洋二弁護士:
「おやつについても、便についても、子どもが吐いた時の対応についても、不適切保育と疑われる事実は認められる」

不適切保育が疑われた保育士は、別の保育園に異動し、事実関係について強く否定しているということです。

市の教育委員会は今後、保護者が気づいたことを投函できる「気づき箱」を設置するなどして、再発防止に努めるとしています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。