3月に北海道の利尻山と羊蹄山で発生した雪崩による死亡事故について、調査チームは、31日、現地調査の結果を報告しました。

3月に利尻山と羊蹄山でバックカントリー中に起きた雪崩による死亡事故。

日本雪氷学会雪氷災害調査チームによりますと、利尻山の雪崩は、パーティーのメンバーが斜面を滑った際に発生したとみられ、羊蹄山では斜面を横断したことをきっかけに、上から雪崩が発生したとみられています。

また、調査チームは、山の尾根や沢の状況が降雪や寒暖差の影響で大きく変化する可能性を指摘しています。

日本雪氷学会雪氷災害調査チーム 佐々木大輔さん
「尾根の地形によって雪崩の走路は変化する。何回も来たから大丈夫というのは思い込み」

報告では、ガイドや登山者が事前に山の気象状況や地形の特徴を知り、雪崩に巻き込まれるリスクを減らす必要があると強調しています。

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