原子力規制委員会は31日までに、中国電力島根原発2号機(松江市)の運用ルールを定めた保安規定を認可した。中国電が今年12月に予定している再稼働に必要な審査が全て終わった。認可は30日付。  島根2号機を巡っては2021年6月、規制委から貸し出されていたテロ対策施設に関する非公開文書を、中国電が15年4月に誤廃棄していたことが発覚。2号機は21年9月に新規制基準の審査に合格したが、規制委は中国電の安全文化の育成や改善を保安規定の審査で確認するとしていた。  規制委事務局は今年5月29日の規制委定例会で中国電の改善状況を確認したと報告した。


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