4月に始まった「熱中症特別警戒アラート」の運用を受け、青森県内の267局の郵便局が暑さをしのぐ施設「クーリングシェルター」として活用されることになりました。

青森中央郵便局の高橋芳雄局長たち日本郵便の関係者が、30日、県庁の宮下知事を訪ね、「JP青森クーリングシェルター」の取り組みの周知などについて、協力書を手渡しました。

クーリングシェルターは、冷房が効いた部屋を一般に開放し、暑さをしのいで熱中症などの対策に役立てる施設です。

日本郵便では、簡易郵便局を除く県内のすべての郵便局267局を、県との包括連携協定に基づきシェルターとして順次提供するとしています。

青森県・宮下宗一郎知事
「地域の皆さんが気軽に立ち寄っていただけるクーリングシェルターになってくれることに期待しています」

青森中央郵便 高橋芳雄局長
「準備が整った郵便局から順開設をさせていただきたい。早いところは6月中から、何とか7月の頭には間に合わせたい」

県内では2023年、5月からの約5か月間で1154人が熱中症で病院に運ばれていて、日本郵便ではシェルターとしての開放だけでなく、訪れた人が不調を訴えた際に局員が家族に連絡するなどの対応も行うということです。

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