海上自衛隊大湊地方隊の統合について青森県むつ市の山本知也市長などが30日、防衛省を訪れ、体制の維持を要望したほか、地域での活動が統合に影響していないことを確認しました。

むつ市の山本知也市長たちは、30日、三宅伸吾防衛大臣政務官のもとを訪れ、海上自衛隊大湊地方隊が、横須賀地方隊と統合し大湊地区隊に変更される予定となっていることなどについて、統合後も海将ポストや、定員規模を維持することなどを要望しました。

また、会談のなかでは、統合について自民党の江渡聡徳衆議院議員が5月11日の会合で「地域としての活動が少なかった」などと発言したことを受けて、地域での活動が影響したかどうかについても確認しました。

むつ市・山本知也市長
「県や地域の活動が少なかったことによって統合されたということでは私たちはないと思っていますので、今後も我々はこれまでとなにも変わらず、地域を上げて自衛隊・隊員の皆さんを支えていきたい」

山本市長によりますと、三宅政務官からは「今回の再編は、国防上の観点による再編で、地域の活動などによるものでなく大湊の重要性は変わらない」などといった回答があったということです。

むつ市・山本知也市長
「自衛隊の皆さんと共にやっていきたいので、私たちの思いは変わらなかったし、そのことを確認できたと感じています」

また、山本市長たちは、防衛省訪問の前に、自民党の茂木敏充幹事長にも面会し、防衛省と同じく統合後の体制の維持などについて要望したということです。

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