鹿児島の「陸の玄関口」といわれる鹿児島中央駅西口の再開発を巡る議論が動き出します。県は30日の県議会で、工業試験場跡地について、有識者らによる検討委員会を来月立ち上げる考えを示しました。

30日の県議会では、鹿児島中央駅西口に隣接する県工業試験場跡地の利活用が取り上げられました。

工業試験場跡地は9600平方メートルの県有地で、現在はJR九州と鹿児島市に駐車場として貸しています。県とJR九州、日本郵政、鹿児島市でつくる4者連絡会では、「鹿児島の陸の玄関口にふさわしい都市機能を備える」などとする方針を共有しています。

県は、地域住民や経済団体の代表らを集めた検討委員会を来月立ち上げ、4者連絡会の合意を尊重して利活用の方向性を話し合う方針を示しました。

(県総合政策部 長島和広部長)「委員会での議論や県議会での議論を踏まえ、県民の皆さんの意見をうかがいながら丁寧に検討を進めたい」

また、県警では先月から今月にかけて、3人の警察官が逮捕・送検されています。再発防止策を問われた県警の野川明輝本部長は…

(県警 野川明輝本部長)「適正な業務評価で職員の勤務意欲を高め、帰属意識の醸成を図るほか、その根幹となる良好な人間関係構築に取り組むことこそ、抜本的な再発防止になる」

議員からは厳しい声が上がりました。

(自民党 角野毅県議)「本部長の答弁で納得できた県民は少ない」

県警には、これまでに240件の苦情や意見が寄せられているということです。

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