富山県は能登半島地震による県内の観光宿泊業の損失額が700億円にのぼることがわかりました。

富山県 新田知事:「(3月の段階では)今回の地震による観光面の損失は約600億円と推計したと発表しました。今回キャニオンルートが今年度、旅行商品化できないということによってさらに100億円オンすることによって700億円損失と」

30日の定例知事会見で、新田知事は地震による県内の観光宿泊業の損失額が700億円に上る見通しであることを明らかにしました。

地震で橋などが損傷を受けた黒部峡谷鉄道が、今シーズンは欅平までの全線での運転を断念。県が新たな観光の目玉と期待した黒部宇奈月キャニオンルートの一般開放が来年度以降に延期されたことが要因だとしています。

キャニオンルートを組み込んだ旅行商品は今シーズン1泊2日13万円で商品化される予定でした。

富山県 新田知事:「例えば今の短い距離でも楽しんでいただく工夫をする。そのような工夫をしていくことによって700億円の損失を少しでも減らしていくことにつなげられないかとかそういうような工夫をやっていくしかない」

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