青森県の天然記念物に指定され、樹齢約500年とされる黒石市の「石割カエデ」が崩れているのが確認されました。木が腐食し、枯れたものとみられます。

長野耀聖記者
「石割カエデは、石をまたぐように生えていましたが、半分が崩れてしまったということです」

黒石市温湯の薬師寺にある「石割カエデ」は、樹齢約500年と推定され、2014年に県の天然記念物に指定されていました。

薬師寺によりますと、2024年3月に寺の住職が倒壊している木を発見したということで、崩れた状態などから、腐食が進んだことが原因とみられます。

薬師寺 小野知行住職
「せっかく薬師寺というお寺の宝ですよね。シンボルだったものがこういう形になってしまって本当に残念。どんなものでも最後は消えていくのが定めなので、ある意味では、お釈迦様の教えに従ってなくなったと考えればいいのかなと思う」

石割カエデは、県の天然記念物に指定されていることなどから、当面は撤去する予定はないということです。

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