30日午後、新型コロナウイルスの5月20日から26日までの新たな感染確認の状況が発表されました。北海道全体では4.84人で、3週ぶりに前週を下回りました。落ち着いた状態が続いています。

 新型コロナの新規感染者数は、去年5月8日の「5類」移行後、これまでの全数把握を取り止め、北海道内30の保健所単位で、指定した医療機関からの報告に基づく定点把握となっています。

 5月20日から5月26日までの1週間、30か所の保健所単位で指定した医療機関の報告を平均した1日あたりの新規感染数は、下記のようになりました。

 前週、約2か月ぶりに5人を上回っていましたが、今週は下回り、感染拡大の兆しは見られません。札幌市も5人を下回りました。

 また、30の保健所別では、前週より増加したのは、小樽市、函館市、旭川市、岩見沢、室蘭、苫小牧、浦河、八雲、名寄、留萌、稚内、帯広の12地点で、前週(20地点)より減少しています。

◆全道 4.87人(前週5.30人、前々週3.85人)

・札幌市 4.87人(前週5.02人)
・小樽市 4.80人(4.40人)
・函館市 5.30人(4.90人)
・旭川市 7.00人(6.69人)

<石狩、空知、後志地方>
・江別 5.50人(7.75人)
・千歳 5.13人(5.13人)
・岩見沢 2.63人(2.00人)
・滝川  2.00人(3.33人)
・深川 14.33人(16.67人)
・倶知安 3.00人(5.25人)
・岩内 2.00人(3.50人)

<胆振、日高、渡島、桧山地方>
・室蘭 5.38人(6.75人)
・苫小牧 3.50人(2.25人)
・浦河 3.00人(1.33人)
・静内 10.00人(5.33人)
・渡島 1.86人(3.29人)
・八雲 4.67人(2.33人)
・江差 0.00人(6.67人)

<上川、留萌、宗谷、オホーツク地方>
・上川 3.33人(4.33人)
・名寄 5.00人(4.20人)
・富良野 2.00人(4.33人)
・留萌 10.33人(4.67人)
・稚内 7.25人(6.88人)
・網走 0.60人(0.80人)
・北見 5.29人(9.57人)
・紋別 4.20人(4.60人)

<十勝、釧路、根室地方>
・帯広 8.33人(7.92人)
・釧路 3.00人(6.45人)
・根室 3.00人(3.00人)
・中標津 1.67人(4.00人)

 ちなみに、同じ「5類」のインフルエンザの場合、10.00人で注意報、30.00人で警報レベルとされています。
 30.00人以上の地点は、12週連続でありません。
 10.00人以上の注意報レベルの地点は、前週は深川だけでしたが、今週は留萌と静内も合わせた3か所となりました。

※注意報
10.00人以上で、流行の発生前なら、今後4週間以内に大きな流行の可能性あり、発生後なら流行が継続の可能性。
※警報
30.00人以上で、大きな流行が発生、または継続しつつある可能性。解除は、30.00人ではなく、10.00人を下回った段階で。

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