30日朝、福岡県内で飲酒運転による事故が相次ぎ、男2人が逮捕されました。

福岡市東区で信号待ちの車に追突事故

30日午前7時すぎ、福岡市東区香椎駅前の国道3号で、赤信号で止まっていた軽ワゴン車に、乗用車が追突しました。

軽ワゴン車を運転していた男性は、軽傷を負っています。

事故の通報を受けて現場に駆けつけた警察官が、乗用車を運転していた男の呼気を調べたところ、基準値の6倍近いアルコールが検出されたため、男を酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕しました。

逮捕の会社員「お酒は残っていないと思った」と一時容疑を否認

逮捕された東区和白の会社員・嶋村優宏容疑者(30)は、事故現場で「缶ビール3本と缶チューハイ2本を飲んだ。29日は午後8時半までしか飲んでいないので、お酒は残っていないと思った」と容疑を否認。

その後の取り調べでは、「飲酒運転したことは間違いない。アルコールが体に残っていることは分かっていました」と容疑を認めているということです。

大牟田市でも信号待ちの車に追突事故

一方、福岡県大牟田市では午前8時すぎに唐船の県道で、赤信号で止まっていた乗用車に軽乗用車が追突しました。

乗用車を運転していた40代の女性は軽傷を負っています。

駆けつけた警察官が、軽乗用車を運転していた男の呼気を調べたところ、基準値の5倍近いアルコールが検出されたため、男を酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕しました。

逮捕の大学生「アルコール検知で数値は出ないと思った」と容疑否認

逮捕されたのは大牟田市諏訪町の大学生・松山颯大容疑者(21)です。

警察によりますと、松山容疑者は自宅で友人らと酒を飲んだ後、友人を家まで送って帰宅中だったということです。

取り調べに対し、松山容疑者は「29日午後11時から30日午前2時ごろまで缶ビールと缶チューハイなど4本ぐらい飲みました。飲酒運転で追突事故を起こしました。ただ、飲酒後6時間は経っていたのでアルコール検知をされても数値は出ないと思っていました」と容疑を否認しています。

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