山形県山形市の70代女性の家の固定電話に、実在するリハビリデイサービスを行う会社の人物を名乗り、「老人介護施設への入居権がある」などと電話がありました。警察では、特殊詐欺の予兆電話だとして、注意を呼びかけています。

警察によりますと、1週間ほど前の午後0時頃、山形市の70代女性の固定電話に、実在するリハビリデイサービスを行う会社の「クボ」を名乗る男から、「山形市高瀬地区に老人介護施設が建設されます」「あなたに入居権があります」などと電話がありました。

女性が入居するするつもりはないと断ったところ、男から「権利を天童市に譲ります」などと言われたということです。

きのうになって、女性に男から電話があり、「天童市の方に権利を譲りました」「損害保険会社から連絡が来たら、入居権は譲りましたと伝えてください」などといわれ電話が切れたということです。

女性は、電話を不審に思い警察に相談し、特殊詐欺の予兆電話と分かり、被害には遭いませんでした。

警察では、この電話は、介護施設の優先入居権の譲渡を持ちかけ、「名義貸しは犯罪だ」などと言い、示談金名目等で現金を送付させてだましとる詐欺の手口だとしています。

このような電話があった場合には、「迷惑電話防止機能付き固定電話機」の買い替えなどを行い犯人と直接話さないようにしてほしいとしています。

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