きのう深夜、埼玉県川口市でタクシーの乗客の男が男性運転手を脅したうえ、拳銃で運転手を撃って逃走した事件で、男が川口市に隣接する東京・北区からタクシーに乗り、現場の近くに行くよう指示していたことが分かりました。現場から中継です。

現場は、JR川口駅から近い住宅街です。ショッピングモールや小学校があり人通りも多く、朝早くから警察官がパトロールするなど警戒を強めてる様子が見られました。

きのう午後11時半すぎ、川口市幸町の路上に停車していたタクシーで、乗客の男が72歳の男性運転手に対し「金を出せ」と脅し、拳銃を発砲しました。

警察によりますと、運転手は腹から出血していましたが、病院に運ばれた際に意識はあり、命に別状はないということです。

一方、これは、事件直前のタクシーの様子を捉えた防犯カメラの映像です。後部座席に男とみられる人物が乗っているのがわかります。

その後の警察への取材で、男は発砲したあと、現場から南の方向、東京方面に走って逃げたことも新たにわかりました。また、男は川口市と隣接する東京・北区にあるJR赤羽駅の近くでタクシーに乗り、現場の近くに行くよう運転手に指示していたことが分かりました。

発砲した男は、50～60代くらい、黒い服を着て黒い帽子を被り、メガネとマスクを着用していたということで、警察は行方を追っています。

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