「性加害を受けたとする告訴は虚偽、多大な損害を被った」として、サッカー日本代表歴のある伊東純也選手が女性2人に損害賠償を求めている裁判。大阪地裁が、審理を東京地裁に移す決定を出したことが分かりました。


 フランスのサッカー1部リーグ「スタッド・ランス」に所属する伊東純也選手(31)をめぐっては、東京都内に住む女性2人が、去年6月に大阪市内のホテルで、伊東選手らに酩酊状態にさせられ性加害を受けたとして、今年1月に刑事告訴していました。

 一方、伊東選手側は「週刊誌に報道させて示談金を得る目的で行われた事実無根の告訴だ」として、虚偽告訴の疑いで女性らを逆告訴。さらに今年2月、「スポンサー契約の終了で多大な損害が生じた」などとして、約2億円の損害賠償を求め大阪地裁に提訴していました。

 大阪地裁によりますと、この損賠訴訟について、5月7日付けで東京地裁に「移送」したということで、今後の審理は東京地裁で行われることになります。

 伊東選手の代理人弁護士によりますと、女性側から移送を求める申し立てがあったということです。

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