今月24日、神奈川県大井町にある人工のサーフィン場からおよそ2キロメートルの銅線ケーブルが盗まれているのが見つかりました。県内では銅線などの金属が盗まれる事件が相次いでいて、警察は窃盗事件として捜査しています。

捜査関係者によりますと、今月24日午前9時ごろ、神奈川県大井町にあるレジャー施設「ラ・レイエス湘南」の従業員から「銅線が盗まれました」と110番通報がありました。

盗まれたのは施設内にある人工サーフィン場の波をつくる装置と電源をつなぐなどしていた銅線のケーブルで、施設の従業員によりますと、長さは合わせておよそ2キロメートル、2100万円相当だということです。

当時、施設は点検のため休業中でした。

人工サーフィン場は6月から稼働する予定でしたが、被害にあったことで営業の目途が立たなくなっているということです。

施設の従業員
「銅線がなくなってしまったんで、電源がもう入らないということで、工事の日程がもうだいぶ遅れてしまうっていうところで結構弊害が出てます。とりあえず返してもらいたいですね、もう。もうそれで、どれだけ困ってるのか…考えないでしょうけど、そんなことは」

警察によりますと、県内では今年4月までに太陽光発電施設の銅線や道路にある側溝のグレーチングが盗まれるなど金属の窃盗事件が81件発生しているということです。

警察は窃盗事件として捜査しています。

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