鹿児島県内で60代の女性2人がマダニが媒介する感染症にかかりました。今年、県内で患者が確認されたのは初めてです。

重症熱性血小板減少症候群=「SFTS」は、ウイルスを持ったマダニに刺されることで感染します。発熱や倦怠感などの症状があり、重症化すると死亡のおそれがあります。

県によりますと、今月8日と9日に発熱などで医療機関を受診した肝属郡と薩摩郡の2人の60代の女性が検査したところ、いずれも今月12日に陽性と分かりました。2人は現在、医療機関に入院し治療中です。

2人とも、ダニに刺されたあとは確認されておらず、ダニとの接触も不明だということです。

患者の確認は県内で今年初めてで、去年は、9人の感染が確認されています。

マダニは春から秋にかけて活動が盛んになるため、県は山林や草むらに入る際には長袖、長ズボンなどを着用し肌の露出を少なくすることや、マダニが肌に吸いついてる場合は、無理に引き抜かず医療機関で処置を受けるよう呼びかけています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。